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映画「バクマン。」感想

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 友人とみてきました。映画感想系ブロガーでもないので、ただのミーハーの勝手な感想程度に思っていただければちょうどいいかと。めちゃくちゃ好き勝手書くし。
 私がジャンプ過激派なので前情報仕入れた分からかなり臨戦態勢でした。姉にも「事と場合によっては、私は大根監督アンチになる。」と宣言してました。
 先にその前情報による疑念から書いておきましょう。
・今作おなじみのツッコミ「亜城木の配役逆だろ!?!??」
・新妻エイジの最高に対する「へたくそ」発言
 この二つで臨戦態勢とりました。私の中ではめちゃくちゃ重要です。配役逆はヤフートップニュースで見て「逆だろ」と早朝から切れてたっていうのと、新妻エイジは人の作品を簡単に貶める人ではないので、場面展開によってはぶちぎれるという感じです。

 その二つを踏まえての総評~(総評後半の1単語で壮大なネタバレにもなってる気がする。)
 全体的にまとまりはよく、楽しんで見れる作品になってました。劇場の告知だと毎度亜城木どっちがどっちだか混同してたんですけど、なんと作中は混乱せずに見れました。すごい。
 バクマン。ファンでなくてもとても楽しめる作品だったと思います。特に漫画製作という地味でテンポの悪い作業をいかにテンポよく楽しく勢いを持たせて描写していくかに力を入れていて、それがよく表れた作品でした。脳内のイメージが描写される機械ほしいって絵描いてる皆のぼやきが脳内によぎった。私もほしい~。
 ただ、原作のダイジェストを見ている気分になりました。思い切って組み替えて綺麗にまとめた方がいいのでは?とちょっと思った。
 ジャンプ風に書いてみちゃうと、
構成力・・・・・・・・・3
ストーリー・・・・・・・2
オリジナリティ・・・・3
演出・・・・・・・・・・・4
キャラクター・・・・・3
 かな。なんか厳しい感じなったな。25中の15…うーん?

 構成としては、やっぱりまとまっていたのはとてもよかったです。後味がいい感じでした。が、後味はいいけど、よくよく考えると「ん?」となって、結局それはオーディエンスはどっちに受け取ればいいんだ?原作的にはこうだよな?けど、この話は?と疑問を残す場所がところどころがあり雰囲気重視し過ぎかなという印象。雰囲気もとても大事だけど、軸となる場所は雰囲気ではなくハッキリがよかったかなぁって思います。あとほかの福田さん等を出した割に、物語には特に関与してこないので、それなら出す量は減らしてよかったと思います。そして登場していない作者の作品のロゴを大きく映す。「いやお前なんで出てきた」というツッコミが私の中で入りました。たぶん原作ファンには何の事か大体伝わるはず…。
 そして、ストーリーは先述していますが、ダイジェストの印象が強いです。原作の要所要所をとりあげたような印象です。確かにバクマン。の印象はそこです。良いデス。が、ダイジェスト。なんでしょうね、ファンこじらせてるやつ面倒ですよね。そのまんまだとあの花ドラマみたいに「そのまんま過ぎて、実写いらんかった」っていって、変えまくると「原作無視やめろ」っていうんですよね。はい、今の私~
 オリジナリティについては、原作があるのでいかに原作の独自性を追求し表現している印象だったかでつけました。監督はジャンプ読者じゃなかったのかな?って印象です。少年漫画のイメージはしっかりと出ているんですけど、その中から少年ジャンプで連載していたバクマン。という作品の印象があるかと言ったら、ちょっと違った気もします。が、監督の色をだしてこそだったりもしますから、なんとも言えませんね。
 演出はかなり良かったです。コマーシャルでも使われている白い空間で亜城木達が大きいつけペンや定規でどんどん漫画を描いていく演出や、画面がこの空間で出来上がっていくという演出は、期待通りでした。ここ結構(というか一番)期待していたので、期待通りでよかったです。ただ、なぜ5でないかというと、あの空間、他の作品の話を織り込んできた割にそこには登場しないのか、エイジしかこのジャンプという戦場には存在していないのか、となってしまったのと、これは別に良いんですけどエイジの羽根がしょぼかったことですね!!!そこヴァサァーーーッってならないんか!って笑いながら心の中で突っ込んだ。
 それと、演出もうひとつ。漫画の話で、作中漫画がたくさん出てくるのよかったですね。思わず漫画好きは自分の好きな漫画を探してしまうという。オーディエンスを意識した遊びがあって、とても良いと思いました。ちなみにシャーマンキングありましたありがとう。しかも結構いい位置あった。けどD.Gray-manはなかったです残念。W.C.フレンズは、笑った。
 最後にキャラクターですが、うん。
新妻エイジ好きは覚悟しとけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
 めちゃくちゃヒールの色が強い。あと個人的に新妻エイジのジャンプ漫画愛が薄いように感じられた。人の作品を軽んじる言動が多い。ライバル色は薄くて、たぶん演出としては「ズバ抜けた天才という名の凡才の敵」みたいな感じですかね。いや別にケータイの位置が適当とかそういうとこ怒ってないです。ちょっと気になったけど作品に関係しないので。
 それと好みの問題って、感想って概念自体が好み100%ですけど。好みの問題にはなるけど、あずきチェンジでお願いします。別にあの子可愛くないとは思わないけど、普通に「目立たないけど美人」じゃない。目立つ美人なのと、漫画が金と知恵でストップだったからかもだけど、笑顔とびきり可愛いのに笑顔以外が冷たい印象有り過ぎて、なんか違いましたね。亜城木はまあこのままでもいいかって感じだったんだけど思わぬ伏兵って感じでした。
 あと、もう福田さんの髪の色はどうでもいいよ。もうあきらめたよ。白髪がよかったけど。リリーフランキーさんの編集長や、山田孝之の服部=サン、くどかんの川口たろう。めちゃくちゃ良かったです。川口太郎の笑みとか「あーーーー見た、これ原作の笑顔まんまじゃん????」ってなる位そのまんまだった。

 こんな感じですかね。あと知り合いにサカナクションファン多いんで、ちょっと怒られそうっていうか怒らせたらすまんだけど、歌はかっこいいんだけど、劇中のバックサウンド?はちょっとアーティストとして主張が強かったように思いました。
1シーン1シーン感想言える気がするけど、そこまで言うと本当きりないっていうか作品の細かい中身に触れないとなんで流石にやめます。っていうか、バクマン。ダイジェストって言ってる時点でそうとうなネタバレか??????もういいや。
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